有機認定機関の登録通知書が届きました! [仕事]
ココパラに行ってきました! [仕事]
立教大学校友会 海外支部交流会 [仕事]
本日の講演で〜ヨガとオーガニック [仕事]
昨日の名古屋での講習会で急きょテレビ撮影に関わることになったりして楽しませていただきました。
今日のOSJセミナーでの講演は参加者がまたまた素晴らしい方々ばかりで、限られた時間でしたが、出来る限りお話しさせていただきました。
OSJセミナーでは私の講演の後、高橋玄朴さんというヨーガ研究所主宰でヨガ歴56年の先生、そしてマクロビオティック料理を提供する農家民宿を営まれている大西きみこさんのお話しもお聞きしました。OSJセミナー主催者である小島秀樹氏は肺がん第2期の診断を19年前に受けたものの、手術や薬品に頼らず食事療養で現在もお元気に国際弁護士のお仕事をなさっていらっしゃるパワフルな方です。
高橋さんと大西さんとは初めてお目にかかったのですが、初めてのような気がしない不思議な感じがしました。お話しにもうなづくばかりで、もっとお聞きしたいくらいでした。
ヨガは個人の健康方法の面のみがクローズアップされて普及されているけれど、social transformation として地球全体を考えていく思想のもとにある。
「自分を知って、自分の周りのものとどうかかわっているのかどう役に立っているのかを考え、自分の身のまわりにある樹や植物や動物にも目にを向けて全体を考える」というご指摘に大賛成でした。
アルバートハワード卿はオーガニック栽培について唱えた方ですが、その方が1926年におっしゃった言葉The health of soil, plant , animal and man is one and indivisible(土壌、植物、動物そして人間の健康は一つであって分けることは出来ない)。
微生物学者ルネ・デュボス氏のThink globally, act locally (地球規模で考え、小さなところから実践しよう)は私の大好きな言葉で、このお二人の言葉を高橋氏が引用なさって、お聞きしながらゾクゾクしました。
お話しの後は座りながら、そして立ちながら簡単にできるヨガも教えていただき、皆さんもスッキリしたお顔に!
ヨガには次のような効果があるとのこと
①認知症予防と改善(豊かな人間関係の構築をもたらすことで孤独にならない)
②人間力を高める(真実の自己発見で生きる意味で満たされた生活)
これはヨガや瞑想によって脳の島皮質が活性化され、大きくたくましくなることが検証されていることによる。
私は20代に沖ヨガを習っていたのですが、またヨガをしたいなと思ってしまいました。
今日も皆さんとの出会いと学びに感謝です!
これから名古屋へ [仕事]
有機の現状、人手不足の現状 [仕事]
昨日は第3回有機農産物需要喚起事業検討会でした。
私はファシリテーターをさせていただいていますが、検討委員の方々は、生産現場、流通現場、小売りのプロの方々で、そうそうたるメンバー。皆さんの意見をお聞きしながら進行させていただくのですが現場の声をお聞きできて貴重な体験をさせていただいています。
このような委員会での話題は、つい5-6年前くらいまでは「有機のことが理解されていない。有機の販売が思うようにいかない、有機JASマークが理解されていない」というような内容でした。
それがこの数年は有機農産物の物流の問題。
有機の生産者は小さい単位で生産している場合が多く、輸送費にコストがかかって小売りの段階で価格に反映してしまうという問題。
そして、今回はその物流コストに加え、「有機農産物が足りていない、労働力がない」というもの。
と、いうことはポジティブにとらえれば、有機農産物の需要は確実に高まっているということ。
新規就農者は有機栽培から始める人が多いものの、うまくいくわけではなかったり、日本の生産者自体が減少という大きな問題。
野菜の農地はこの数年で3000ha減っていて、果物の農地は2800ha 減っていて、2割の農家は相続しないという現状とのこと。農業は大変重要でありながら、収入は労力に満たず、相続税も高いというのが大きな要因かと。
輸出促進といえど、現状では全体の生産の5%足らずが輸出されているだけで、それよりも国内での供給が今後問題になり、アメリカのように海外からの輸入に頼らないと需要に追い付かないという現象が起こり輸出どころではない!との委員の意見。
そういえば、アメリカの有機は昨年も17%伸びたとのことで、毎年有機の需要は伸びていますが、3-4年前はその需要に国内の農産物の供給が追い付かず、南米やインドや中国の有機農産物が増え、これではいけないとローカルな有機をという動きになっていったとのこと。
日本もアメリカのような現象が起こるのでしょうか。
消費者が有機/オーガニックのことを理解してきてくれていることは、34年以上も有機に関わっていて、有機JAS規格の策定からずっと関わってきている私としては、「やっとここまで来た!」と、とっても嬉しい。
BUT、次のステップとして、消費者は生産してくれる人たちがいるからこそ、こうして有機食品を食べられているのだということをもっともっと意識して有難くいただいてほしいなと思うのです。
物流の問題も、宅配便があって便利な世の中になったと思っていた反面、ドライバー不足でドライバーの過酷労働の問題もあることが表面化。私もドライバーに負担のかかる時間指定はできるだけ避けるようにしようと思いました。
いずこも人手不足が問題。
今後、どうなるのでしょう (-_-;)