言葉 [余談]
先日友達のお母さまが90歳で永眠されました。暑さがこたえて倒られた方がこの夏、周りに多い感じがしますが、友達のお母さまはお昼寝に向かい、そこでパタッと横になられ帰らぬ人となられたとのこと。
一人暮らしをなさっていて、病気で苦しむこともなく、誰にも迷惑をかけず、安らかに気品にみちた感じで一人静かに帰らぬ人となられ、理想的な人生の終り方であやかりたいものです。
お母さまは物静かで優しく温かく包み込んでくださるような印象の方なのですが、子ども達(このお母さまは先妻が亡くなられた後に後妻と入られたので、友達を含む5人の子ども達にとっては血は繋がっていないお母さん)を含め誰もがこのお母さまから愚痴とか悪口とかネガティブなことを聞いたことがなくとにかく優しい方だったと言っておられました。
私は忙しくしている時、能天気な娘達を見るとつい愚痴を言ったりしてしまうことがありますが、こういう偉大な人の話を聞くと、見習わねばと思うのです。もう大分歳をとってしまったけれど、思い立った時に行動にうつした方がそうしないよりはずっといいですよね(と自分を慰める)。
故藤本敏夫さんもどんなに自分のことをネガティブに言われたり事実に反したことを言われても、言った本人の悪口を言うことがなかったことも有名。
言葉には言霊があるから、発する言葉、書く言葉、いつも注意したいものです。
2007-09-07 12:29