SSブログ

映画「降りてゆく生き方」を見て [余談]

今日やっと友達に何度も薦められていた映画「降りてゆく生き方」をYMCAアジア青少年センターで観ました。

Twitterしたけれど、自分が思っていること、考えていることをこの映画で再認識させていただけてよかった。

「降りてゆく生き方」とはお金とか出世とか名誉とかを気にする生き方ではなく地に足を付けて、一地球人としてこの地球にとってよいことをしていく生き方。

一緒に行った友達が言うには「『降りてゆく生き方』とはバブル期の生き方と正反対のことだろうねと。」

私はバブル期に日本にいなくて、日本のバブル期が本当にどういう状態だったのか想像がつかない。

でも逆に知らなくてよかったのかなと今は思う。


気持ちの良い空間や世の中は、小さな空間を気持ちの良い空間にしていくことから始まる。 何でも小さな身近なことから地道に取りかかっていき、結果としてそれが広がっていけばいい


多くのメッセージがこの映画に含まれているが、このことを自分の中で再確認できてよかった。

あと全てに「命」があること。
そして全ての「命」を大切にするという意識を持つこと。


この映画を見ながら、「大きくなったね~!?」とトマトや稲に話しかけている久光睦子さんの姿が思い浮かんだり。

「動物による農作物の被害に遭いますが、動物は全てを食べつくさず一部を食べるんです。思えば地球は人間だけのものじゃないから、それでいいんですよね」と話してくれた富谷和美さんの言葉を思い出したり。

「日本の農業をどうぞサポートしてください」と涙ながらに消費者に訴えた鶴田有機農園の鶴田ほとりさん。

ご主人の遺志を継いで有機の酒「和の月」を造った月の井酒造の坂本敬子さん。

自分で栽培した有機米を友達とコラボで「美穂久仁」という有機日本酒を造った山崎美穂ちゃん。

10年以上前に「有機の焼酎は造らないんですか?有機焼酎があったらいいのに...」と言った私のつぶやきを心でずっと温めてくれて、「三幡川」という淡路島の有機米を使った有機米焼酎を造って送ってくださったヤヱガキ酒造の幡川英典さん。

その他にも沢山の日本中の素晴らしい生産者や製造業者さんの顔や言葉が映画を見ながら次から次へと思いだされてなぜか涙が出ました。

そういう素晴らしい方々と出会えた人生に心から感謝すると同時に、彼らのメッセージを伝えていかないといけないなとつくづく思いました。

この映画は映画館のみで上映され、DVD化されることもテレビ化されることもありませんが、この映画を観る空間を共有した人達は同じようなことを感じ、そしてそれから更にそれぞれ心の中で今後自分がすべきこと、したいことを模索していくのでしょう。

いろいろな意味で本当に素晴らしい映画です。

より多くの人々がこの映画に出会えますように!

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。